はじめての方へ

「働きたいけど不安」なあなたへ 小さく始めるヒント

「働いてみたい」という気持ちはあるのに、いざ考えると不安で足が止まってしまう。そんな方は、決してめずらしくありません。この記事では、働くことへの不安にはどんな種類があるのか、どうすれば小さく始められるのかをお伝えします。最後まで読んで、「これなら聞いてみてもいいかも」と思えるところが一つでもあればうれしいです。

不安になるのは、自然なことです

新しいことを始める前に不安になるのは、とても自然なことです。働いた経験がない方も、しばらく仕事から離れていた方も、前の職場でつらい思いをした方も、それぞれに心配の種を持っています。

不安があるのは「やる気がない」からではありません。むしろ「ちゃんとやりたい」「迷惑をかけたくない」という真剣な気持ちがあるからこそ、不安も大きくなるのだと思います。

不安をなくしてから動く必要はありません。不安を持ったままでも、少しずつ準備を進めることはできます。

よくある不安を整理してみよう

「なんとなく不安」という気持ちも、分けてみると中身が見えてきます。たとえば、こんな不安を持つ方が多いようです。

  • 体力や体調:毎日通えるかな、途中で疲れてしまわないかな
  • 仕事のこと:作業を覚えられるかな、ミスをしたらどうしよう
  • 人間関係:職場の人とうまく話せるかな、なじめるかな
  • 通うこと:朝起きられるかな、どうやって行けばいいのかな
  • ブランク:長く働いていないけれど大丈夫かな
  • お金や制度:手続きが難しそう、何から始めればいいの

全部に当てはまる方もいれば、一つだけがとても大きい方もいます。どれが正しいということはありません。自分の不安がどのあたりにあるのかを知るだけでも、次に何をすればいいかが見えやすくなります。

不安は言葉にすると軽くなる

頭の中だけで考えていると、不安はどんどんふくらみがちです。紙に書き出したり、誰かに話したりすると、「思っていたより具体的なことだった」と気づくことがあります。

たとえば「仕事が不安」という気持ちが、話しているうちに「立ちっぱなしの作業がつらいかも」という形になることもあります。ここまで分かれば、「座ってできる作業はあるか」と聞くことができます。

うまく言葉にできなくても大丈夫です。ご家族や相談支援専門員(福祉サービスの利用を一緒に考えてくれる相談の専門職)と話しながら、少しずつ整理していけばよいのです。

小さく始めるには、どうする?

いきなり「明日から働く」と決める必要はありません。不安が大きいときほど、一歩をできるだけ小さくするのがおすすめです。

  • まずは情報を集める:ホームページやブログを読んで、雰囲気を知る
  • 見学してみる:実際の場所を見て、どんな人がどんな仕事をしているかを知る
  • 体験してみる:短い時間だけ作業をやってみて、自分に合うかを確かめる
  • 一人で決めない:ご家族や支援者と一緒に考え、迷ったら立ち止まる

見学や体験は「利用を決めるための場」ではなく、「自分に合うかを確かめるための場」です。行ってみて「ちょっと違うかも」と感じたら、それも大切な発見です。

見学や体験をしたからといって、必ず利用しなければいけないわけではありません。気軽な気持ちで確かめに来てください。

こんなことも相談していいんです

「こんなことを聞いたら失礼かな」「わがままだと思われないかな」と、質問をためらう方も少なくありません。でも、働く場所を選ぶうえで気になることは、遠慮せずに聞いてよいのです。

  • 体調に波があること、通院の予定があること
  • 苦手な作業や、得意な作業のこと
  • 人と話すのが苦手なこと、静かな場所のほうが落ち着くこと
  • 通う方法のこと(ほまれの家では、近隣エリアの送迎を相談できます)
  • 働く日数や時間について、どんな形がありえるか
  • 手続きの進め方が分からないこと

福祉サービスの手続きや利用の条件は、お住まいの地域や一人ひとりの状況によって変わることがあります。細かいところは、お住まいの市町村の窓口や相談支援専門員に確認してください。

自分に合う形を選んでいい

働き方にはいろいろな形があります。就労継続支援A型は、事業所と雇用契約を結び、支援を受けながら働く場所です。ほかにも、雇用契約を結ばずに自分のペースで作業する就労継続支援B型や、一般の会社への就職に向けて準備をする就労移行支援などがあります。

どれが上でどれが下ということはなく、それぞれに良さがあります。今の体調や気持ちに合う形を選ぶことが、いちばん大切です。迷ったときは、支援者と一緒にいくつか見比べてみるのもよい方法です。

ほまれの家が大切にしていること

ほまれの家では、「できない理由」ではなく「できる可能性」に目を向けることを大切にしています。化粧品の検品・梱包・発送、AIを使ったチラシやホームページの制作、自動車部品のバリ取り(部品のふちに残った余分な部分を取る作業)など、仕事の種類はさまざまです。

私たちが目指しているのは、一人ひとりが「できる環境」をつくることです。実際の仕事を通じた経験を重ねながら、働く力や自信を少しずつ育てていけたらと考えています。

会社として掲げている経営理念は、「すべての人が『自分らしく働く』を実現できる社会を創る」です。その一歩として、まずはあなたの不安や気になることを、そのまま聞かせていただけたらうれしいです。

まとめ

「働きたいけど不安」という気持ちは、真剣に考えているからこそ生まれるものです。不安の中身を分けて言葉にしてみると、聞きたいことや確かめたいことが見えてきます。情報を集める、見学する、体験するといった小さな一歩から始めて、一人で決めずに、ご家族や支援者と一緒に考えていきましょう。ほまれの家でも、見学や体験を随時受け付けています(事前にご連絡ください)。

よくある質問

不安が強くて、うまく話せるか心配です。それでも見学できますか?

はい、大丈夫です。うまく話そうとしなくてかまいません。ご家族や相談支援専門員と一緒に来ていただくこともできますので、事前にご連絡のうえ、ご相談ください。

見学や体験をしたら、利用しないといけませんか?

いいえ、必ず利用しなければいけないわけではありません。見学や体験は、自分に合うかどうかを確かめるための機会です。実際に見てからゆっくり考えていただければと思います。

長いあいだ働いていなかったのですが、相談してもいいですか?

もちろんです。ブランクがあることを気にされる方は少なくありません。今の体調や気持ちをお聞きしながら、どんな働き方ができそうかを一緒に考えていきます。

Visit & Consult

見学・相談は、いつでもどうぞ

岐阜県大垣市の就労継続支援A型事業所「ほまれの家 大垣店」。
まずは雰囲気を見に来るだけでも大丈夫です。