私たちの想い

福祉とビジネスを両立させる 続いていく場所のために

「福祉」と「ビジネス」。この2つの言葉が並ぶと、少し意外に感じる方もいるかもしれません。ほまれの家 大垣店を運営する株式会社orchidは、福祉とビジネスを両立させることを大切にしています。今回は、なぜそこにこだわるのかを「続いていくこと」という視点からお話しします。

福祉とビジネス、ちょっと意外ですか?

福祉というと「支える」「寄り添う」といったやさしいイメージがあると思います。一方でビジネスというと「売上」「利益」など、少し硬い印象があるかもしれません。この2つは、反対のものに見えることもあります。

でも私たちは、この2つは対立するものではなく、お互いを支え合うものだと考えています。代表の想いの中にも「地域や企業と連携し、福祉とビジネスを両立した新しい形を創り続ける」という言葉があります。ここからは、その考え方を少しずつひもといていきます。

いちばんの安心は「続いていくこと」

働く場所を選ぶとき、ご本人やご家族が気にされることの一つに「ここで長く通えるかな」という点があると思います。せっかく慣れてきた場所が続かなくなってしまうと、また一から環境を探すことになります。それはご本人にとって、大きな負担になりかねません。

だからこそ私たちは、事業所そのものがしっかり続いていくことを大事にしています。安心して通い続けられる場所であるためには、気持ちだけでなく、事業としての土台が必要です。ビジネスとして成り立つことにこだわるのは、利用する方の「安心」を守るためでもあります。

ビジネスとして成り立つことは、目的そのものではありません。働く場を守り、続けていくための手段だと考えています。

仕事の売上が、働く場を支えている

就労継続支援A型は、事業所と雇用契約(はたらく約束を交わすこと)を結んで働くサービスです。利用する方は「働く人」として、お給料を受け取ります。そのお給料は、基本的に事業所が行う仕事の売上からまかなう考え方になっています。

つまり、仕事がしっかり回り、お客さまから選ばれることが、そのまま働く方のお給料や働く場を支えることにつながります。制度の細かいルールは状況によって変わることもあるため、気になる点はお住まいの市町村の窓口や相談支援専門員(福祉サービスの利用を一緒に考えてくれる相談の専門職)に確認してください。

私たちが「仕事として価値のあるものを届けること」にこだわるのは、こうした仕組みの面からも大切だからです。福祉の場であると同時に、お客さまに必要とされる仕事の場であることを目指しています。

仕事の種類を広げているワケ

ほまれの家 大垣店では、いくつかの種類の仕事に取り組んでいます。

  • 化粧品の検品・梱包・EC発送(インターネット通販の商品を送り出す仕事)
  • AIを使ったチラシ制作・ホームページ制作
  • 自動車部品のバリ取り(部品のふちに残る余分な出っ張りを取る作業)などの軽作業

仕事の種類が一つだけだと、その仕事が減ったときに事業所全体が揺らいでしまいます。いくつかの柱を持つことで、ひとつに頼りすぎない安定した形をつくることができます。これも「続いていく」ための大切な工夫です。

もう一つの理由は、人それぞれ得意なことや向いていることがちがうからです。手先を使う作業が合う方もいれば、パソコンでの制作が合う方もいます。仕事の幅があることで、一人ひとりが自分に合った働き方を見つけやすくなります。

新しい仕事の柱も準備しています

同じ株式会社orchidでは、花とバルーンのお店「Hanaemon 大垣店」のオープンを準備しています。このお店は、ほまれの家の新しい仕事の一つになる予定です。

新しい事業をつくることは、働く場の選択肢を増やすことでもあります。お花やバルーンを通して、地域の方の暮らしやお祝いの場面に関わる仕事が生まれます。福祉とビジネスを両立させる取り組みを、少しずつ形にしていきたいと考えています。

役に立てた実感が、自信につながる

ビジネスとして成り立つ仕事には、その先に必ずお客さまがいます。自分が関わった商品が届けられたり、つくったものが誰かに使われたりすることは、働く人にとって大きな意味があります。

代表の想いには「実務を通じた経験を大切にし、働く力・社会性・自信を育てる」という言葉があります。本物の仕事だからこそ得られる手ごたえがあり、それが「自分にもできることがある」という感覚を育てていくと私たちは考えています。もちろん感じ方やペースは人それぞれなので、一人ひとりに合わせて関わることを大切にしています。

福祉の心は、真ん中に置いたまま

ビジネスを大切にするといっても、売上のために無理をお願いすることはありません。私たちの社是は「一人ひとりの尊厳を守り、自立と共生が循環する社会を創る」です。働く方の体調や気持ち、ペースを大事にすることは、どんなときも変わりません。

ビジョンには「地域と共に、誰もが価値を発揮できる持続可能な福祉モデルを確立する」という目標を掲げています。ここでいう「持続可能」とは、一時的ながんばりではなく、無理なく長く続けられる形のことです。福祉の心とビジネスの視点、その両方があってはじめて、この目標に近づけると考えています。

A型、B型、就労移行支援など、働くことを支えるサービスにはそれぞれの良さがあります。その中で私たちは、地域や企業とつながりながら、働く場を育て続けることを自分たちの役割だと考えています。

まとめ

ほまれの家 大垣店が福祉とビジネスの両立にこだわるのは、働く方が安心して通い続けられる場所を守るためです。仕事の売上が働く場を支え、いくつもの仕事の柱が事業所を安定させ、本物の仕事が働く人の手ごたえにつながっていきます。そのうえで、一人ひとりの尊厳とペースを大切にすることは、どんなときも真ん中に置いています。「できない理由」ではなく「できる可能性」に目を向けながら、地域と一緒に長く続いていく場所をつくっていきたいと考えています。

よくある質問

ビジネスを重視するということは、ノルマや売上目標がきびしいのですか?

売上のために無理をお願いすることはありません。ビジネスとして成り立つことは、働く場を守り続けるための手段です。体調や気持ち、ペースに合わせて働けるよう、一人ひとりと相談しながら進めています。

仕事の種類はどうやって決まりますか?

化粧品の検品・梱包・発送、AIを使ったチラシやホームページの制作、自動車部品のバリ取りなどの軽作業があります。得意なことや希望、体調などをお聞きしながら、合いそうな仕事を一緒に考えていきます。見学・体験も随時受け付けています(事前にご連絡ください)。

A型のお給料の仕組みについて、くわしく知りたいです。

A型では事業所と雇用契約を結んで働き、お給料を受け取ります。細かい条件はご本人の状況や自治体によって変わることがあるため、お住まいの市町村の窓口や相談支援専門員に確認してください。面談のときにも、分かる範囲でご説明します。

Visit & Consult

見学・相談は、いつでもどうぞ

岐阜県大垣市の就労継続支援A型事業所「ほまれの家 大垣店」。
まずは雰囲気を見に来るだけでも大丈夫です。