私たちの想い

「できない理由」より「できる可能性」を見る支援

「自分には無理かもしれない」「前の職場でうまくいかなかった」。働くことを考えるとき、そんな気持ちが先に浮かぶ方もいると思います。ほまれの家 大垣店では、「できない理由」ではなく「できる可能性」に目を向けることを大切にしています。この記事では、その見方が支援の中でどんな意味を持つのかをお伝えします。

「できる可能性」ってどういうこと?

「できる可能性に目を向ける」と聞くと、前向きな気持ちだけの話に思えるかもしれません。でも私たちにとっては、支援の進め方そのものを決める大事な考え方です。

人は誰かに説明するとき、つい苦手なことや心配なことから話しがちです。もちろん、それを知ることは大切です。ただ、苦手なことのリストだけを見ていると、その人が本来持っている力や、伸びていく余地が見えにくくなってしまいます。

そこで私たちは、苦手なことを知ったうえで「では、どうすればできるか」「どんな形ならできそうか」を一緒に考えるようにしています。できないことを無視するのではなく、そこで止まらずに次の一歩を探す。それが私たちの言う「できる可能性」です。

苦手なことを知るのは、「できない」と決めるためではなく、「できる形」を探すため。これが、ほまれの家の支援の出発点です。

「できない」は環境で変わることもある

「できない」と感じていることの中には、本人の力の問題というより、環境や仕事の渡し方が合っていなかっただけ、というものもあります。たとえば、一度にたくさんの指示を受けると混乱してしまう方でも、手順を一つずつ見える形にすると落ち着いて取り組める、ということがあります。

周りの音が気になって集中しにくい、休憩のタイミングがつかみにくい、急な予定の変更が負担になる。こうしたことも、工夫しだいで負担を減らせる場合があります。もちろん、すべてがうまくいくわけではありません。それでも「この人にはできない」と決める前に、環境の側でできることがないかを考えたいと思っています。

代表の想いの中にも、「できる環境」をつくることに本気で向き合う、という言葉があります。働く人に合わせて場を整えることは、私たちの大切な役割の一つです。

仕事を分けると、得意が見えてくる

ほまれの家 大垣店には、いくつかの種類の仕事があります。仕事の幅があることで、その人に合った関わり方を探しやすくなります。

  • 化粧品の検品・梱包・EC発送(ネットで注文された商品の発送)
  • AIを使ったチラシ制作・ホームページ制作
  • 自動車部品のバリ取り(部品のふちの出っ張りを取る作業)などの軽作業

一つの仕事も、細かく分けるといくつもの工程に分かれます。たとえば発送の仕事なら、商品を確かめる、数をそろえる、きれいに包む、ラベルを貼る、といった具合です。全部を一度にこなすのは大変でも、ひとつの工程なら得意を発揮できる、ということもあります。

また、同じ会社で花とバルーンのお店「Hanaemon 大垣店」のオープン準備を進めていて、これもほまれの家の新しい仕事の一つになる予定です。選べる仕事が増えることは、「できる可能性」を広げることにもつながると考えています。

実際の仕事の中で自信を育てる

私たちは、練習のための作業よりも、実務を通じた経験を大切にしています。ほまれの家で取り組む仕事は、実際にお客様や取引先に届くものです。だからこそ、ていねいさや確認の大切さを、仕事を通して自然に身につけていけます。

就労継続支援A型は、事業所と雇用契約(働く約束)を結んで働くサービスです。決まった時間に通い、決められた仕事を進めることは、それ自体が「働く力」の積み重ねになります。

小さな「できた」を重ねていくことは、自信を育てることにもつながります。その自信が、次の仕事や、新しいことに挑戦してみようという気持ちの土台になっていけばと願っています。

代表の想いにある「働く力・社会性・自信を育てる」は、毎日の実務の中で少しずつ形になっていくものだと考えています。

無理をさせる、という意味ではありません

「できる可能性に目を向ける」と言うと、「がんばらないといけないのかな」と不安に思う方もいるかもしれません。でも、これは無理をしてでも何かをできるようにする、という意味ではありません。

体調や気持ちには波がありますし、ペースも人それぞれです。今日はここまで、という日があってもかまいません。大事なのは、その人にとって続けやすい形を一緒に探していくことです。

また、ほまれの家が合う方もいれば、ほかのサービスのほうが合う方もいます。就労継続支援B型や就労移行支援にも、それぞれの良さがあります。どの道を選ぶかは、ご本人やご家族、相談支援専門員(福祉サービスの利用計画を一緒に考えてくれる専門の相談員)とよく話し合って決めることが大切です。制度の使い方の細かい点は、お住まいの市町村の窓口や相談支援専門員に確認してください。

地域と一緒に、役割をつくりたい

私たちの社是は「一人ひとりの尊厳を守り、自立と共生が循環する社会を創る」です。働くことは、お給料を得るだけでなく、社会の中で自分の役割を持つことでもあります。

そのために、地域や企業と連携しながら、福祉とビジネスを両立した新しい形をつくり続けたいと考えています。ビジョンとして掲げている「地域と共に、誰もが価値を発揮できる持続可能な福祉モデルを確立する」は、その目標を言葉にしたものです。

一人ひとりの「できる可能性」に目を向けることは、その目標に近づくための、いちばん身近な一歩だと私たちは考えています。

まとめ

ほまれの家 大垣店が大切にしているのは、「できない理由」ではなく「できる可能性」に目を向ける見方です。苦手なことを知ったうえで、環境を整えたり仕事を分けたりしながら、その人に合った働き方を一緒に探していきます。無理をさせるのではなく、実際の仕事の中で小さな「できた」を重ね、働く力や自信を少しずつ育てていく。それが私たちの支援の考え方です。気になることがあれば、見学のときにお気軽にお尋ねください。

よくある質問

前の職場でうまくいかなかったのですが、利用を考えてもいいですか?

はい、ご相談ください。うまくいかなかった理由が、仕事の内容や環境と合っていなかったことにある場合もあります。どんな形なら続けやすいかを一緒に考えていきます。ただ、合うかどうかは人それぞれなので、まずは見学や体験で雰囲気を確かめていただくのがおすすめです。

苦手なことがあると、仕事を任せてもらえないのでしょうか?

苦手なことがあるから任せない、という考え方はしていません。仕事を細かい工程に分けたり、手順を見える形にしたりして、取り組みやすい形を探していきます。苦手なことを事前に教えていただけると、工夫を考えやすくなります。

「できる可能性」を大切にするということは、たくさん頑張らないといけないのですか?

無理をして頑張ることを求めるものではありません。体調やペースには個人差がありますので、続けやすい形を一緒に探すことを大切にしています。

Visit & Consult

見学・相談は、いつでもどうぞ

岐阜県大垣市の就労継続支援A型事業所「ほまれの家 大垣店」。
まずは雰囲気を見に来るだけでも大丈夫です。