障害福祉の基礎

障害福祉サービスってなに?はじめての方へ

「障害福祉サービスって、どんなものがあるの?」と調べはじめたばかりの方へ。名前がたくさんあって難しそうに見えますが、大きく分けると「暮らしを支えるもの」「働くことを支えるもの」「相談できる場所」の3つです。この記事では、それぞれの柱をやさしい言葉で紹介していきます。全部を覚える必要はありません。「こういう仕組みがあるんだな」と、まずは気軽に読んでみてください。

障害福祉サービスってそもそもなに?

障害福祉サービスとは、障がいのある方が自分らしく暮らしたり、働いたりするために、国や自治体が用意している支援の仕組みです。「障害者総合支援法」という法律にもとづいて運営されています。

「サービス」という言葉がつくと、なんだかお店みたいに聞こえるかもしれません。でも、これは福祉の制度としての名前です。利用するには市町村への申請が必要ですが、条件を満たせば自己負担がとても少なく済むようになっています。くわしい負担の仕組みはお住まいの地域や収入によって変わるので、窓口で確認してみてください。

サービスの種類はたくさんありますが、ぜんぶ覚える必要はありません。大きく分けると「暮らし」「働く」「相談」の3つの柱にまとまります。ここからは、この3つを順番に見ていきましょう。

暮らしを支えるサービスってどんなもの?

1つめの柱は、毎日の暮らしを支えるサービスです。たとえば、こんなものがあります。

  • 居宅介護(ホームヘルプ) … 自宅にヘルパーさんが来て、家事や身の回りのことを手伝ってくれる
  • 重度訪問介護 … 重い障がいのある方の自宅に、長い時間ヘルパーさんが付き添ってくれる
  • 生活介護 … 日中に通える場所で、食事や入浴などの介助を受けながら活動する
  • グループホーム(共同生活援助) … 少人数で一緒に暮らしながら、スタッフのサポートを受ける住まい
  • 短期入所(ショートステイ) … ご家族の都合や体調に合わせて、短い期間だけ施設に泊まれる

このほかにも、外出のときに付き添ってくれる「同行援護」や「行動援護」といったサービスもあります。どれも共通しているのは、「ひとりでは難しいことを、いっしょに」という考え方です。

「今は家族が手伝っているけど、ちょっとしんどくなってきた」「ひとり暮らしに挑戦したい」。そんなときに使えるサービスが、この暮らしの柱に並んでいます。全部を使う必要はなくて、自分に合うものだけ選べるのがポイントです。

働くことを支えるサービスを知ろう

2つめの柱は、働くことに関するサービスです。「障がいがあっても働きたい」「でも、いきなり一般企業はハードルが高い」。そういう気持ちに応えるために、段階に合わせた仕組みが用意されています。

  • 就労継続支援A型 … 事業所と雇用契約を結んで、お給料をもらいながら働く。勤務時間や仕事内容に配慮があるので、体調や特性に合わせて無理なく続けやすい
  • 就労継続支援B型 … 雇用契約は結ばず、自分のペースで作業に取り組む。体調に波がある方や、まずは「通う」ことから始めたい方に向いている
  • 就労移行支援 … 一般企業への就職を目指して、スキルや面接の練習など、準備をサポートしてくれる。利用できる期間が決まっている
  • 就労定着支援 … 就職したあとも、職場で困ったことがあれば間に入って相談に乗ってくれる

A型とB型、移行支援の違いは「今どのくらい働ける状態か」「何を目標にしたいか」で選ぶのが基本です。どれが正解ということではなく、それぞれに良さがあります。主治医や相談支援専門員と話しながら、自分に合う場所を探していくのがおすすめです。

私たちほまれの家 大垣店は、就労継続支援A型の事業所です。化粧品の検品・梱包・発送や、AIを使ったチラシ・ホームページの制作、自動車部品のバリ取りといった軽作業など、いろいろなお仕事を用意しています。「A型ってどんな感じだろう?」と気になった方は、見学や体験もできますので、気軽にお問い合わせください。

相談できる場所があるって知ってた?

3つめの柱は、相談の支援です。「どのサービスを使えばいいかわからない」「手続きが難しそう」と感じたとき、頼れる場所があります。

  • 相談支援事業所 … 福祉サービスの利用計画をいっしょに考えてくれる。サービスの組み合わせや手続きの進め方を教えてもらえる
  • 市町村の障がい福祉の窓口 … 受給者証の申請やサービスの手続きはここから始まる
  • 基幹相談支援センター … 地域の相談支援をまとめている場所。どこに相談すればいいか迷ったとき、まず頼れる

とくに相談支援専門員という方は、サービスの「案内役」のような存在です。本人やご家族の話を聞いて、「この方にはこのサービスが合いそうですよ」と提案してくれたり、事業所との橋渡しをしてくれたりします。ひとりで抱え込まなくていい仕組みが、ちゃんとあるんです。

「まだ手帳を持っていないけど相談していいの?」と思う方もいるかもしれません。相談すること自体は手帳がなくてもできます。まずは市町村の窓口や相談支援事業所に連絡してみてください。

利用するにはどうすればいいの?

障害福祉サービスを使うまでの流れを、ざっくりまとめるとこんな感じです。

  • 市町村の窓口に相談する
  • サービスの利用を申請する
  • 認定調査を受ける(生活や体の状態を聞き取りしてもらう)
  • 「受給者証」が届く
  • 使いたい事業所と契約して、利用スタート

文字にすると手順が多く見えますが、相談支援専門員がついてくれると、書類の書き方や流れを教えてもらいながら進められます。わからないことは、そのつど聞いて大丈夫です。

申請から利用開始までの期間は、お住まいの自治体や状況によって変わります。くわしくは窓口で確認してみてくださいね。

全部わからなくても大丈夫

ここまで読んで、「やっぱり種類が多いな」と思った方もいるかもしれません。でも、安心してください。すべてを理解してから動く必要はありません。

大事なのは、「こういう仕組みがあるんだ」と知っておくこと。それだけで、困ったときに「あ、あれを使えるかも」と思い出せます。そして、思い出したら誰かに相談する。それだけで十分です。

福祉の制度は、使う人の状況に合わせて柔軟に対応できるようになっています。「自分には関係ないかな」と思っていたサービスが、実はぴったりだったということもあります。まずは気軽に相談してみることが、最初の一歩になります。

まとめ

障害福祉サービスは「暮らし」「働く」「相談」の3つの柱に分けて考えると、ぐっとわかりやすくなります。暮らしの柱にはホームヘルプやグループホームなど日常を支える仕組みがあり、働くの柱には就労継続支援A型・B型、就労移行支援など段階に合わせた選択肢があります。そして相談の柱には、どのサービスを使うか一緒に考えてくれる相談支援専門員や市町村の窓口があります。すべてを完璧に理解する必要はありません。「こんな仕組みがあるんだ」と知っておくだけで、いざというときに相談しやすくなります。

よくある質問

障害者手帳を持っていなくても障害福祉サービスは使えますか?

手帳がなくても利用できるサービスはあります。まずはお住まいの市町村の障がい福祉の窓口に相談してみてください。状況に応じて使えるサービスを案内してもらえます。

就労継続支援A型とB型はどう違うの?

A型は事業所と雇用契約を結んでお給料をもらいながら働きます。B型は雇用契約を結ばず、自分のペースで作業に取り組みます。どちらが良い悪いではなく、今の体調や目標に合わせて選ぶのがおすすめです。

どこに最初に相談すればいいですか?

お住まいの市町村の障がい福祉の窓口か、地域の相談支援事業所に連絡するのが最初の一歩です。どんなサービスが使えそうか、一緒に考えてもらえます。

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見学・相談は、いつでもどうぞ

岐阜県大垣市の就労継続支援A型事業所「ほまれの家 大垣店」。
まずは雰囲気を見に来るだけでも大丈夫です。