家族として、どう見守ればいい?「働きたい」を応援するヒント

家族から「働いてみたい」と言われたとき、うれしい気持ちと一緒に「本当に大丈夫かな」と心配になる方は多いと思います。応援したいけれど、どこまで手を出していいのか分からない。そんな迷いは、それだけ本人を大切に思っているということです。この記事では、ご家族が本人の「働きたい」を支えるときのヒントと、ひとりで抱え込まないための相談先をまとめました。
「働きたい」と言われたら、まずは
本人が「働きたい」と口にするのは、とても大きな一歩です。言葉にするまでに、長いあいだ考えていたのかもしれません。まずは「そう思ったんだね」と、その気持ちを受け止めるところから始めてみてください。
すぐに「どこで働くの?」「体力は大丈夫?」と聞きたくなるのは、自然なことです。ただ、最初から質問が続くと、本人は「反対されているのかな」と感じることもあります。具体的な話は、少し落ち着いてから一緒に考えても遅くありません。
最初の一言は「どうやって?」より「そう思ったんだね」。気持ちを受け止めてもらえると、本人も安心して次の話がしやすくなります。
先回りしすぎない見守り方
家族はつい、失敗しないように先回りして準備してあげたくなります。それも大切な支えのひとつです。でも、なんでも家族が決めてしまうと、本人が「自分で選んだ」という実感を持ちにくくなります。
たとえば、見学に行く場所を選ぶとき、家族が候補を調べて、最後に選ぶのは本人にまかせる。そんな役割の分け方もあります。うまくいかないことがあっても、それは本人にとって大事な経験になります。
- 情報を集めるのは手伝う。決めるのは本人にまかせる
- 「こうしなさい」より「どう思う?」と聞いてみる
- できたことは、小さなことでも言葉にして伝える
- うまくいかなかった日は、理由を責めずに話を聞く
心配な気持ちは、どう伝える?
見守るといっても、心配を全部がまんする必要はありません。家族が不安をかくしていると、かえって本人に伝わってしまうこともあります。大切なのは、伝え方です。
「あなたには無理」ではなく、「朝の時間が少し心配なんだ」のように、自分の気持ちとして伝えてみてください。そのうえで「どうしたらよさそう?」と一緒に考えると、責める話ではなく相談になります。
心配は「あなたは〜」ではなく「わたしは〜」で伝える。同じ内容でも、本人の受け取り方がやわらかくなります。
本人のペースを一緒に見つけよう
働き方には、いろいろな形があります。会社に雇われて働く道もあれば、障がい福祉サービスを使いながら少しずつ働く道もあります。就労継続支援A型・B型、就労移行支援など、それぞれに良さがあり、どれが合うかは人によってちがいます。
大事なのは、家族が「ここがいい」と決めることではなく、本人に合うペースを一緒に探すことです。体調の波、通いやすさ、やってみたい仕事など、気になることを書き出してみると、話し合いがしやすくなります。見学や体験で、実際の雰囲気を見てから考えるのもおすすめです。
家族だけで抱え込まなくていい
本人を一番近くで見ているのは家族です。だからこそ、「家族がなんとかしなければ」と思いこんでしまいがちです。でも、家族だけで全部を背負うと、心も体もつかれてしまいます。
家族が元気でいることは、本人にとっても大きな安心になります。困ったときに「ちょっと聞いてみよう」と思える相手がいるだけで、気持ちはずいぶん軽くなるものです。相談することは、弱さではなく、上手に支えるための工夫です。
気軽に頼れる相談先を知っておこう
相談先は、ひとつに決めなくてかまいません。内容によって使い分けると、気持ちがラクになります。
- 相談支援専門員:障がい福祉サービスの使い方や計画づくりを一緒に考えてくれる人です。本人だけでなく、家族の困りごとも聞いてもらえます
- 市町村の障がい福祉の窓口:使えるサービスや手続きについて案内してもらえます
- 主治医や病院のスタッフ:通院している場合は、働くことについて体調の面から相談できます
- ハローワークの障がいのある方向けの窓口:一般の会社で働くことを考えるときの相談先です
- 事業所のスタッフ:見学や体験のときに、仕事の内容や通い方について気になることを聞けます
使えるサービスや手続きは、お住まいの地域や本人の状況によって変わることがあります。くわしくは、お住まいの市町村の窓口や相談支援専門員に確認してください。
ほまれの家が大切にしていること
ほまれの家 大垣店では、「できない理由」ではなく「できる可能性」に目を向けることを大切にしています。化粧品の検品・梱包・EC発送、AIを使ったチラシやホームページの制作、自動車部品のバリ取りなどの軽作業といった実際の仕事を通じて、働く力や自信を少しずつ育てていくことを目指しています。
私たちの経営理念は、すべての人が「自分らしく働く」を実現できる社会を創ることです。そのためには、本人の力だけでなく、ご家族や相談支援専門員、地域の方々とのつながりも欠かせないと考えています。ご家族の心配や迷いも、一緒に考えていけたらうれしいです。
まとめ
本人の「働きたい」を応援するとき、家族にできるのは、まず気持ちを受け止めることです。先回りしすぎず、決めるのは本人にまかせる。心配は「わたしは〜」の形で伝えて、一緒に考える。そして、家族だけで抱え込まずに、相談支援専門員や市町村の窓口、病院のスタッフなど、まわりの力も借りてください。家族が無理をしないことも、本人を支える大切な一歩です。
よくある質問
家族も一緒に見学や体験に行っていいですか?
はい、ご家族が一緒に来られても大丈夫です。本人が気になることと、ご家族が気になることはちがう場合もあるので、それぞれの目で雰囲気を見ていただくと安心につながります。見学・体験は随時受け付けていますので、事前にご連絡ください。
本人がまだ迷っているとき、家族から相談してもいいですか?
はい、ご家族からのご相談も歓迎しています。ただ、最終的にどうするかは本人の気持ちが大切なので、話を聞いたうえで、本人とも一緒に考えていけたらと思います。相談支援専門員にもあわせて相談してみるのもおすすめです。
働き始めてから、家族はどんなことに気をつければいいですか?
がんばりすぎていないか、さりげなく見守っていただけると心強いです。疲れていそうなときは無理に聞き出さず、話したいときに聞く姿勢でいてください。気になることがあれば、事業所のスタッフや相談支援専門員に気軽に相談してください。
Visit & Consult
見学・相談は、いつでもどうぞ
岐阜県大垣市の就労継続支援A型事業所「ほまれの家 大垣店」。
まずは雰囲気を見に来るだけでも大丈夫です。


